カナダコロナ19事態による失業(layoff)と再就職、そして就職ビザ(Work Permit)

失業とカナダ滞在
カナダで様々な形態の就労ビザ(Work Permit)で働いていた方々は、現在のコロナ19事態を迎え、それぞれ異なる雇用やビザの状況に置かれます。
まず、コロナ19の状況でも雇用が維持されており、オフィスや事業所または自宅で正常に業務を見ている場合です。この時は何の心配、心配もなく計画どおりに勤務をしながら要件が整うように以後永住権申請の準備をすれば良いでしょう。
問題は失業する場合です。特に、LMIAを通じて特定の雇用主に帰属しているClosed Work Permit状態の場合、多くの混乱が生じるしかありません。失業した場合、カナダ滞在は可能なのか、その後永住権の進行にどのような影響を与えるのか、大きな心配ではないでしょう。
しかし、失業になった場合でも、意義のあるところに道があるように、カナダで働き続けたい場合は、残りのワークパーミット期間中、カナダ滞在には何の問題もありません。それだけでなく、緊急失業手当CERB 4ヶ月とそれ以後、雇用保険(EI)受領を通じて再就職の機会を待ちます。もし既存の雇用主に再就職提案を受けるなら、LMIA再申請をしなくてもよい。コロナ19事態は合理的な一時解雇(temporary layoff)だからです。
しかし、既存の雇用主企業がコロナ19によって廃業をしたり規模を縮小したりすることで職場への原状復帰にならない場合は、新しい雇用主を探して新しいLMIAを申請しなければなりません。この時点で、新しい雇用主を探す前に既存のワークパーミット期間が期限切れになると予想される場合は、ビジタービザに変更して滞在を続行できます。
卒業後、就労ビザ(PGWP)や配偶者ワークパーミットなどのオープンワークパーミットは事情が少し異なります。オープンワークパーミットは雇用主との関係が特定されていないため、残りの期間中に自由に既存または新しい雇用主を見つけ出すことができます。
新しい進路を探す
ただし、Closed Work Permit や Open Work Permit をお持ちの方とも悩んでみるべき事項は、コロナ 19 により起きた失業事態が今後繰り返されることはないかに関するものです。
もし繰り返される可能性がある場合、フルタイム雇用要件に継続的な問題が発生し、計画していた連邦または州政府永住権プランが失われるリスクが大きくなります。州政府移民の場合、フルタイム雇用維持だけでなく、特定業種自体に対する選抜排除の可能性も多くなります。
たとえ繰り返さなくても、コロナ19により打撃を大きく受けた業種または資金の圧迫を受けた企業は、今後景気が回復して雇用が安定するまでにかなりの時間がかかると予想されています。したがって、この場合は、就職する分野を変更することを真剣に検討してください。
他の分野で就職するには、その分野で働くことができる適切な職務訓練が必要です。残念ながら、今回コロナ19事態により失業に影響を受けたほとんどの職業は職務訓練があまり必要ないサービス職や単純事務職です。
もし自分の就職分野がサービス職や単純事務職分野であり、この機会に職業を変えたいなら、もっと安定した技術職分野に視線を向ける必要があり、コロナ19事態にも必須業種に分類されたり、在宅勤務が可能な分野、コロナ19のため、むしろ人材需要が急増している分野を目にしてみなければなりません。
カナダで就職ビザ(ワークパーミット)を持っている人がフルタイムの職業訓練を受けるために公立カレッジやESL学校などの入学許可書で学生ビザ(スタディパーミット)を申請する場合、ビザ延長に分類され、ほとんど問題なく承認されます。
もし自分が現在カナダで就職ビザの状態でコロナ19によって失職されたならば、この期間を政府補助を受けながら自己啓発と新たな進路探索の機会として活用するのも良い方案になります。
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